Made in Japan

ヨコハマクラシック家具について

材質

職人によるこだわり

伐採

伐採と聞くとなんだか山や森を切り刻んでいるかのように聞こえますが、我々が使用している木は、山や森を成長させるために間伐された木が主な主材。秋から冬にかけて伐採され、雪を利用して斜面を滑らせ山から降ろします。
山から下りた数々の原木の中から熟練職人がヨコハマクラシック家具の材料としてふさわしい銘木を様々な木の性質と個性を見極めながら厳選します。

製材

その後、木目や木の状態を確認した後に丸太を製材します。この製材には木の性質を知り尽くした職人の経験と勘が最も必要とされ、その後の木の使われ方の運命を握ります。

乾燥

製材後は約1年間かけて、木と木の間に桟板を挟み風通しの良い状態で積み上げて、含水率16%-12%になるまでゆっくりと自社工房内で自然乾燥させていきます。
その後に100年使用する家具になるよう、室内環境の変化に対応できるよう人口乾燥機で含水率が2%-3%位になるまで徹底的に乾燥させた後に、シーズニングという生活環境に適応するよう木の含水率を安定させるためだけに作った部屋に桟積みして、平均含水率が8%になるまで半年間管理を徹底して保管します。

木取り

職人の世界では花形と呼ばれる木取り。
乾燥を終えた木材は、木目の流れや節の状態、その個々に持った木の特性を読みながら製作される家具のパーツごとに割り当てしていきます。木目の最も美しい木材は主たるテーブルの天板や表面の面材として使用されます。その後脚のパーツ構造体のパーツとそれぞれの木材の適材適所を見極めていき、木に感謝することで余すことなく木取り(パーツどり)していきます。
この作業を経ていくことで、ようやく家具となる材料になるのです。

木取り 写真

木を愛でる職人は木の種類は選びません。

ヨコハマクラシック家具の主たる製品は樺桜で製作されます。ただ、それはヨコハマクラシック家具の特徴であるカービングや彫刻が綺麗に表現できるからというこだわりからです。
我々はナラ材、ケヤキ材、ウォールナット材、タモ、ニレ、チークと、世界にあるあらゆる銘木をお選びいただけるよう、培われた職人の目で厳選し家具製作をする技術を持っております。あらゆる木を愛でることでその木の特性を知り、使う人々の室内インテリアに合うデザインや仕上げを可能にし、使われる方の、こだわりある逸品を製作することを喜びとしています。

木を気づかう。

あなたが歳をとるように、あなたの家具もまた歳をとります。
長く使えば、使うほどに傷やイタミも増えてきます。そんな時、あなたはその家具をどうするでしょうか。
私達ヨコハマクラシック家具グループは家具のリペアを多くのお客様にお勧めしています。
いま、私たちは環境保護という、今までに経験したことのない非常に難しい問題に直面しています。修理をすれば、まだまだ長く使える家具を捨てるのは、大切な自然資源の浪費ではないでしょうか。そして、捨てられた家具はゴミとして自然界の厄介物になります。
現在私たち、製作しているヨコハマクラシック家具はすべて国内の厳選された無垢の樺桜から生まれます。
とくに、樺桜は木目の密度と仕上がりの美しさ、風合いの良さが自慢。その深い味わいは、一級品。
しかも、長く使っていても狂いが生じません。まさに、家具のための木です。こうしたゼイタクな木を使うヨコハマクラシック家具はいつも自然の恵みに感謝し、本当に必要な量だけを使い、自然環境の無駄遣いを戒めてきました。
真に価値ある家具を少量生産し、お客様に、大切に、大切に、長く、長く、使っていただく。ここに、私たちヨコハマクラシック家具グループのコンセプトがあります。
自然資源をもっと大切に使おうと発足したダニエル「家具の病院」も、いま、大きな評価をいただくまでになりました。
今日も、明日も、これからも、私たちは木を気づかう。自然を気づかう。

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